【ブックレビュー】マネジャーの実像
【マネジャーの実像の要約】
・リーダはマネジャーであり、マネジャーはリーダでもあるべき
・他の人たちの最高のパフォーマンスを引き出すこと、言い換えれば、ほかの人とたちがもっとよく学び、もっとよく決断をくだし、もっとよく行動できるようにすることがマネジャーには求められる。
・マネジャーは「計画し、組織し、指揮し、調整し、統制している」という神話
・マネジメントと言う仕事の特徴
1)いつも時間に追われている
2)様々な活動を短時間ずつ行う
3)互いに関連性のない業務を細切れに行う
4)頻繁に自分自身でものごとを実行する
5)非公式・口頭のコミュニケーションを好む
6)人との接触の多くをヨコの人間関係が占める
7)しばしば目に見えない形でコントロールを行う
・「マネジメントのカリスマたちの発想」
アンリファヨール:マネジメントとは管理すること
トム・ピーターズ:物事を実行することこそマネジメント
マイケル・ポータ:マネジメントとはとりもなおさず考えること、なかでも分析すること
ウォレン・ベニス:マネジメントとはリーダシップを振舞うこと
ハーバート・サイモン:マネジメントとは意思決定のこと
→マネジメントとは、管理することであり、物事を実行することであり、考えることであり、リーダシップを振るうことであり、意思決定を下すことであり、それ以外のもろもろのすべての活動のことである。
・マネジャーに求められるのは、「問題」をとくことより、「窮地」を乗り切ること
・特定業務の専門家がマネジャーに昇進したときに経験するもっとも大きな変化は「私」から「私たち」への発想の変化
・マネジャーになるとは、「物事を成し遂げるためにそれまで以上にほかの人に依存すること」
・組織のメンバーの背中を押して、もっと優れた仕事をさせることがリーダシップの目的
・マネジャーはリーダシップを1)個々のメンバーとの1対1の関係、2)チームとの関係、3)部署や組織全体との関係で発揮する
→1)個々のメンバーとの1対1の関係:メンバーのエネルギーを引き出す、メンバーの成長を後押しする
→2)チームとの関係:組織文化を構築・維持する
・マネジャーは影響の流れをコントロールする門番と緩衝装置の役割を担う
・マネジャーの失敗のパターン
1)ザル型マネジャー
2)ダム型マネジャー
3)スポンジ型マネジャー
4)ホース型マネジャー
5)水滴型マネジャー
・マネジャーは組織の行動の中心でなければならない
・組織が成果を生み出すために直接的に必要な行動の一翼を担う
・マネジャーの評価はトラブルが発生したかどうかではなく、トラブルにどう対処したかを基準に考えるべき
・コミュニケーションをとることしかできないマネジャーは何事も成し遂げられない、行動することしかないマネジャーはすべてを1人で行う羽目になる、ひたすらコントロールばかりしているマネジャーはイエスマンだけの空っぽな集団をコントロールすることとなる
・矛盾する要素、直感、利害、環境、立場、理想の折り合いをつけることこそ、マネジャーの役割
・「ピーターの法則」:組織の構成員は組織階層の中で順次出世していって、職務内容が自分の能力を超える段階まで(つまり、その役職で無能な状態になるまで)昇進を重ねる。その結果、組織は「無能」な人間だらけになる
・新たにマネジャーになった人物は「知らない」状態への対処の仕方を学ばなければならない
・問題の原因は情報不足なのに、まかせた仕事をうまくやり遂げられなかったことで部下を非難するマネジャーが非常に多い、しかし部下に仕事を放り投げて仕事を任せた気になっていたようでは、責任のあるマネジメントの姿勢とはいえない
・新人マネジャーたちにとっての問題は、「権限委譲すべきかどうか」ではなく「どのように権限委譲を行うか」
・成功するマネジャーにも欠陥はある。しかし、マネジャーとして成功する人は、その欠陥が致命的な弊害を生まない
・「マネジャーが機能している」などと言うことはありえない。機能するのはあくまでもマネジャーと組織の相性。普遍的に「いい夫」や「いい妻」などという人物は存在しない、存在するのは「いい夫婦」だけだ。
・リーダはもちろんのこと、マネジャーは教室では作られない、マネジメントとは、さまざまな経験や試練を通じて仕事の中で学ぶもの
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